父が友人宅からたけのこを掘って貰ってきました。
それも4本も。ありがたい。
この時期になると数人で掘りに行きます。
ご存知ですか?たけのこの掘り方。
先っぽが少し出ているのを見つけて、周りの土を掘って掘って根元が出て来たらクワでえいやっと掘り出します。
簡単に書きましたが、かなりの労力と熟練の技が必要みたいです。
ちなみに頂くたけのこは既にニョキニョキと伸びているので、毎年巨大な物を頂きます。
大きければ大きいほど重いし扱いが大変だと思うので、本当にありがたいです。
さてさて無事に受け取り、ここから私の大仕事に変わります。
あまり置いておくとエグ味が増すそうなので出来るだけ早めにアク抜きに取り掛かります。
シンクに一本入るか入らないかくらいの大きさのたけのこ。向きを変え角度を変え丁寧に洗います。
根元あたりの硬く食べれない所を切り落として、数枚皮を剥きます。
毎回この作業をしながら「猪の背中ってこんな感じじゃないの??」と思います。
分厚く硬い皮に苦戦しつつ先っぽを斜めに切り落とします。指先要注意です。
この作業を4本分。
それから家にある1番大きい鍋を2つ用意し、たけのこを投入。
案の定、鍋に入りきらないので入るサイズに切り分けます。
ヒタヒタになるくらい水を入れてアクを取る為のヌカと鷹の爪をいれ中火にかけます。
沸騰したら落し蓋をして吹きこぼれないように慎重に茹でます。
ヌカを吹きこぼした後のコンロの惨状ってご存知です?
すぐに拭き取れれば良いのですが、熱湯の熱さとコンロの火の熱さ。
たけのこ作業を優先したいので後回しになっちゃいます。
そうすると水分が蒸発しカピカピの細かいのがびっちり付いた汚れが完成します。
ゴシゴシ、ガシガシしなければならない程のカピカピ。
大変です。
なので茹でている時が一番真剣です。
竹串がスッと通るくらいたけのこが柔らかくなったら火を止めて冷めるまで置いておきます。
ここまで来れば一番美味しい部分に出会えるまでもうすぐです。
冷えたたけのこをシンクに入れ、ごわごわの皮を剥きながらヌカをキレイに洗い流します。
受け取った時よりかなり小さくはなりますが、白くて柔らかく、つやっとした部分と対面したには「ばんざーい!」と叫びたくなります。
我が家では、初日は問答無用にたけのこご飯と煮物で頂きます。
残りは私の気分しだい。
文字通り、煮て食うなり焼いて食うなりする予定です。
頑張った先にある美味しいモノ。
旬のモノを旬の時期に食べられるって本当に嬉しいものです。