南禅寺の紅葉は早朝が絶景！静けさと光に包まれる至福のひととき【シニア向け京都散歩】

特別拝観で早朝に訪れた永観堂。
すぐそばに美しいお寺があるのに行かない選択肢はないでしょうと南禅寺まで足を伸ばしてきました。

南禅寺の早朝の美しさは耳にする事がとても多く本当に楽しみでした。
お寺に近づくにつれて視界に入ってくる朝日に照らされた紅葉は、本当に美しく心が洗われました。

70代母と行く紅葉巡り。シニア世代の方にも無理なく楽しめる、南禅寺の早朝紅葉散歩の魅力とおすすめコースをご紹介します。

この記事は2024年11月に訪れた時のものです。最新情報は各施設の公式HPをご参照ください。

南禅寺の紅葉は「早朝」が一番美しい理由

朝日に照らされる水路閣と紅葉のコントラスト

南禅寺といえば、煉瓦造りの「水路閣」が象徴的な風景です。
早朝の光が差し込み、赤や橙のきらりと光る瞬間。写真好きの方々もその一番美しい一瞬を捉えに集まります。

静けさの中で味わう癒しの時間

「水路閣」は終日解放されているので、人混みを避けて紅葉を堪能してする事も出来ます。
私達が訪れた9時半頃は観光客が集まりつつありましたが、敷地が広いため混雑はあまり感じられませんでした。

もっと早い午前7時台頃だと人も少なく、敷地内には自然の音と鳥のさえずりが響き、気持ちを凛と引き締めてくれる冷たい空気が漂っているでしょう。
「紅葉を静かに楽しみたい」という方には、まさに理想の時間帯です。

※ 山門や庭園の有料拝観が始まるのは8時40分からです。

南禅寺の紅葉見頃時期とベストタイム【2025年最新版】

南禅寺の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬にかけて見頃です。
朝日がちょうど差し込む午前7時〜8時半ごろが一番キレイに見えてお勧めの時間です。

紅葉の色づきはその年の気候に左右されますが、朝の柔らかい光の中なら風情があり紅葉が進んでいなくても充分に楽しめます。

シニア世代におすすめの南禅寺早朝散歩コース

ゆったり楽しむ「三門〜水路閣〜南禅院」ルート

南禅寺の敷地内を風情を味わいながら散歩するお勧めのルートと見どころをご紹介します。

この順番だと比較的緩やかな上り下りで無理なく歩けます。
石畳が多いので、滑りにくい靴を選ぶと安心です。

休憩ポイントも忘れずに

水路閣付近にはベンチもあり、朝の空気を感じながらひと休みできます。
南禅院では、池に映る紅葉を眺めて深呼吸。
「五感で季節を感じる」贅沢を味わう時間です。

南禅寺早朝拝観の注意点とアクセス情報

早朝は観光客が少なく道も空いていますが、蹴上駅からの坂道が少し急なので、歩きやすい靴がおすすめです。
「ねじりまんぽ」と呼ばれる隧道を通ると境内への近道です。

＊隧道（ずいどう）とは、山や丘陵、地下などを掘削して作られた通路のことで、主に道路や鉄道のために用いられます。現代では「トンネル」と呼ばれることが一般的ですが、かつては「隧道」という言葉が使われていました。

早朝拝観後に散歩したい周辺スポット

南禅寺を更に堪能する

一通り散策した頃、拝観受付(8:40)を過ぎているなら、このまま南禅寺をもっと堪能するのはどうでしょう？

天授庵は白砂と苔の美しい枯山水の東庭、南北朝時代の古庭の味わいをもつ池泉回遊式の南庭があります。
ずっと眺めていたいと思う程、本当に美しいお庭でした。
ただ残念ながら庭園内の道が狭く池や橋もあり足元の状態が良いとは言い難いので、正直シニア世代にはお勧めしづらいです。
一見の価値はあると思うので、お時間があれば人の少ない時にゆっくりと無理せず見て周るのも良いかもしれません。

哲学の道で朝の散歩を

南禅寺から徒歩10分ほどで「哲学の道」へ。
疏水沿いの小道には紅葉が続き、朝の柔らかな光に包まれます。
人が少ない時間帯は、心静かに歩くのにぴったりです。

永観堂の紅葉ライトアップをセットで楽しむ

私達は朝に訪れましたが、もし午後も京都に滞在できるなら「永観堂」のライトアップもぜひ。
朝と夜、まったく違う紅葉の表情を一日で楽しめます。

岡崎エリアでモーニングを

南禅寺から徒歩15分ほどの「岡崎エリア」には、ホテルやカフェのモーニングが充実。
早起きと軽い散策の後の朝ごはんは格別です。

まとめ｜南禅寺の紅葉は「早朝の静けさ」が何よりの贅沢

南禅寺の紅葉は、朝の静寂の中でこそ美しさが引き立ちます。
太陽が上がるにつれて表情を変える光。それを受けて何色にも輝く紅葉。

忙しさを忘れて「今この瞬間」を大切に感じられる贅沢で、とても幻想的な時間です。
少し早起きして出かけてみれば、きっと心まで澄みわたるような朝を迎えられると思います。